《あらすじ》
大切にしたかった
同じ時間を過ごしたかった
この手が血塗れだとしても
君との約束を守りたかった
だが運命は無情にも
想い合う二人を引き裂く
これは大切な人を失った
一人の男の物語
「返せ...それは彼女の物だ」
この「死闘」という演目は大切な人の為に命を賭して戦う男の生き様を描いた作品です。そして自分が思う殺陣の意味と想いを詰め込んだ作品です。関西演劇祭ver.での生歌・生演奏の音楽とともに作品に込めた想いを感じて頂けましたら幸いです。
海に覆われた世界――
わたしたちは船であてどない旅を続ける
あるいは僅かに残った高台で息をひそめてくらしている
この水はどこから、なぜやってきたのだろう。
見わたすかぎりの水平線に、人魚のきらめきが見える
わたしたちのかわりにやってきた人魚たち。
静かな目で人魚たちはわたしたちをうかがっている
水面にうつるその影が、さまざまなものを呼びおこす
生きていたもの、消えてしまったもの……
たいらな場所と時間があらゆるものを曖昧にし、まじりあってゆく不思議なものがたり
場所は、深夜のファミレス。 高速で回るものが止まって見えるように、絶え間なく進む時間が止まって見えるかのような空間。平面的に見えるその空間は、過去や未来を断片的に垣間見ることにより徐々に立体感を帯びていく。
新卒入社後、半年で退職。 再出発のため彼女が選んだのは、今はほとんど見かけなくなった文化住宅。 家賃に惹かれて引っ越したものの、一筋縄ではいかないご近所付き合いが待っていた…! プライベートが重んじられる現代に懐かしくあたたかい風が吹く。 結成40周年!老舗劇団の新座長として初めてとなる試み。 幅広い年齢層で送るエンタメコメディです! あなたもきっと優しい気持ちになれるはず。お楽しみに!!
「マックス・ブロートの『ノルネピッゲの城』?
今あれを読んでいる人間なんて、誰もいない。」
忘れられた親友。追い出された出版人。先立たれた妹。
『変身』を書いた小説家、フランツ・カフカには、
彼を取り巻き、彼の人生を動かした三人の男女がいた───
今年は作家「フランツ・カフカ」の没後 100 年。
彼の友人だったり家族だったりした、それなりに無名な人々を描きます。
生誕 1 周年とちょっとの劇団さいおうばが送る、やさしくてむずかしい群像悲喜劇です。
ひとりの売れない女優が死んだ。 残されたのは一冊の日記だけ。 女は死ぬまで演じ続けた。 そして女は母になる。
【是々非々】とは 立場にとらわれず良いことは良い、悪いことは悪いと判断するという意味。 一貫性や先入観にとらわれず、各事象をその都度、その事象自体の価値や事実に基づいて評価するという考え方。 <歪> 三笠地区で起こった連続放火殺人事件。犯人はこの地区に住む男。犯行理由は住人からの嫌がらせだと主張する犯人。 この男を取材することになったライター、被害者の息子、三笠地区に住む住人、犯人の男。 事実を歪ませ最悪の結果を生んだのは誰なのか?
つぼみ大革命は結成14年のアイドルグループです。 歌・ダンスでステージに立ちながら、コントにも真剣に取り組み、2019年には女芸人No.1決定戦THE W の決勝にも進出。 ワンマンライブでは、アイドルという肩書きに囚われず、歌やダンスを軸としながら、笑って泣けるストーリー仕立てのコント演劇を10年以上続けてきました。 歌とコントを交互に見せながらストーリーを紡ぐ、ミュージカルのような形式で物語を運びながら、自分たちの生き様ともリンクさせることで、フィクションともドキュメントとも取れる、オリジナルの「演劇」を上演してきました。 その脚本を書いてきたはお笑い芸人、3時のヒロインの福田麻貴。 今回、本格演劇に初めてチャレンジします。つぼみ大革命らしいエッセンスを残した「唯一無二のエンターテイメント」を目指します。
「お昼行ってきます」 うだるような昼の終わりをどうしようもなく駆ける。 ひとたび扉を開けばそこは、私だけのサンクチュアリーだ。 手のひらにそれを掴むと、気もそぞろに口いっぱい放り込んだ。 圧巻。充足。一瞬にしてかえがたい幸福が私を満たした。 トン、トン。 誰かがドアをノックした。 扉が開く。 土竜はこちらを見て嗤っている。 もうダメかもしれない。 ー美々須ヶ丘。
ある日突然70歳の父がYoutuberになると言い出す。反対する長女、面白がる母、軽い気持ちで後押しする兄弟達。そんな中、初めてアップした動画にコメントが入り始め、あらよあらよとチャンネル登録者数が1000人を超え始める・・・